GAFAのようなプラットフォーマーが発展し続ける未来【本当に中間層はいなくなるのか?】
現代を生きる人であれば、
知らない人はいないと言っても過言ではない企業群の名称
皆様がご存じのとおり、
グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)の4社の頭文字を取って繋ぎ合わせたものである。
GAFAは、書籍「スタートアップとテクノロジーの世界地図」によると、
スタートアップとテクノロジーの世界地図 | 山本 康正 |本 | 通販 | Amazon
「2020年10月末時点のGAFAの時価総額合計は500兆円にも及ぶ。ここにMicrosoftを加えると、日本のGDPや、東証一部上場企業の時価総額合計を上回る。」
とされる。
この文章を素直に読み、少し拡大解釈すると、
すべての日本企業が総力を集めたとしても、
GAFA+Microsoftに立ち向かうことができないことを意味しているのではないだろうか。
メールサービスGmail、eコマースAmazon.co.jpなどは非常に便利で、
これらのサービスを利用せずに生活していくことは考えられない。
GAFAへの依存度は、
月日が経過していくに連れて高くなっていると言える。
さらに、GAFAの時価総額の凄さを感じさせてくれた、上記で紹介した書籍において、
「10兆円近い流動資産を持つAppleなど莫大な資金力を有するGAFAが、今どこにいて、これからどこに向かっていくのは、新しく事業を興そうとするスタートアップにとって生き死ににかかわるトピックといえる。」
と続ける。
いや、これはスタートアップ企業だけにも留まらず、
現時点で存在するほとんどの企業に対しても、
GAFAのさじ加減一つで、
いとも簡単に一個の企業が吹き飛ぶほど(例:M&A)の影響力を持っている。
といった内容を記した御方がいた。
それは、池上彰さんである。
書籍「おとなの教養3 私たちは、どんな未来を生きるのか?」では、
おとなの教養3 私たちは、どんな未来を生きるのか? (NHK出版新書) | 池上 彰 | ビジネス・経済 | 本 | Amazon
「GAFAのようなプラットフォーマーが勢力を拡大することで、世界は圧倒的な金持ちと多くの農奴たちに分かれ、中間層がいなくなることが指摘されています」
と述べていた。
ハッとするほど、
非常に興味深い気付きを与えてくれた池上さんに感謝以外の感情は出てこない。
誰にも止めることができない
と考えるが、
それでは中間層の人達は何をどう抗えばよいのだろうか?
今すぐに解決策が浮かぶような問題ではないと思うが、
この地球上で生きる人であれば、考え続けたい問題ではないかと思う。
少しでもこの問題の奥深さに共感をしていただけると幸甚でございます。
長文を読んでいただき、誠にありがとうございました。
PS. そうは言っても、目の前のことを一個一個確実にこなしていきましょう!